昨日暫定で立てたサーバーもなんとか稼動しているようなので一安心。機械は壊れるもんなんですけど、いざ壊れるとあせるね。
この日記だけ読んでると、適当にサーバー構築してるような感じ(笑)なので、一応ちゃんと説明しておきましょう。でも、社内のサーバーは適当かも(笑)
普通のパソコンとサーバーの違いですが、今では機能的(特にカタログスペック)にほとんど変わりありません。逆にサーバーの方が値段高いくせに低機能だったりします。
昔、メーカー製のサーバー(現行品)を基幹システムの一部として納入したら、その会社の担当者から「Web系のシステムを開発してもらってる会社の若いのが、『これだまされて古いの買わされたんじゃないんですか?』って言ってたけど(笑)」って言われたこともあったなぁ~(遠い目)Web系のシステム屋さんはハード(というか基幹系で使用する機器の選択基準)のこと詳しくないからしょうがないなぁとか思ったり。というか、お客さんに中途半端に変なこと言わないでね(笑)
話は戻って、昔はサーバーがバカ高かったんですが、今はそんなに変わらない値段で買えたりします。昔は結構ぼったくっていた、というのもあるんですが、結局品質を落としていったってことなんですよね。まあ、メモリのコネクタに100万回の耐久性がある部品を使っていても、確実に過剰品質なんですが、じゃあ10回の耐久性で良いのか?100回は必要なのか?どこまでが適正品質なのか?って言うと、びみょー。使い方によるしね。まあ、昔より確実に壊れやすくなってることは確かです。よくある話なんですが、「数千万の機械入れたのに、故障するんかい!」って言われがちなんですが、機器全体の価格と故障率には直接の関係はありません。故障予防にどれだけコストをかけているかってことです。
ってことで、サーバーも機械なので壊れます。で、そのときの対策として、「ちょっとでも止まったらまずい」作業(命に関わるとか)に関わっているサーバーは、物理的に複数稼動させておいて、問題があった場合、無停止で切り替わるシステムを構築したりしますわな。同時に複数のサーバーがダメになることもありうるので、台数は多ければ多いほど良し。「多少停止してもかまわないけど、何時間も停止したままってのはまずい」って場合は、予備機をセットアップしておくとかね。「1日くらいなら止まってもかまわない」って場合は、保守契約しておいて修理サービスを呼ぶ。「なかったら面倒だけど、代替手段があるのでまあいいか」って場合は、壊れたら修理に出す。伝票発行なんかで、コンピュータ止まっても、そのときだけ手書きで対応ってのはよくある話。
ここいらへんの問題は、停止した時のリスクとかけられる費用との兼ね合いね。前述の伝票発行のシステムなんかでも、壊れて手書きになるってのはめんどくさいし壊れないほうが良いってのはみんなわかってる。でも、例えば無停止にするために保守料金が月に50万円かかるとしたら、停止時に手書き伝票書くための人員を雇っておいたほうが安くつくのよ。ただ、この伝票がオンラインで繋がってたりして、停止した場合の損失が100万円/回だったりすると、月に1回止まったらそっちの方が損失大きいので無停止にするけどね。
ま、結論は、いろいろ前提条件とか構築の目的とかシステムの費用対効果とか大人の事情とかがあるので、壊れたからってシステムを提案した会社の人をいじめないでねってことで(笑)
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