この前の日曜に買った
「太陽の簒奪者」野尻抱介(ハヤカワ文庫)
夜中に一気読み。なかなか良作でしたよ。
ハヤカワ文庫の紹介文によると「西暦二〇〇六年、太陽の周囲に突如出現した巨大リングにより、人類は破滅の危機に瀕する。はたしてその正体とは?――異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する白石亜紀は、破壊ミッションへと旅立つが……星雲賞受賞の傑作短篇、待望の長篇化!」って内容。
ただ、前半の部分がちょっと簡単過ぎるって感じましたね。もっと細かく書いて、前半だけで2~3冊分あっても良いんじゃないかな。それくらいの内容がある部分だとおもうけど。「傑作短篇、待望の長篇化」ってことなので、こうなったのかな?主題(作者が書きたかったこと)が後半部分なのかもしれませんね。それで、前半はさっと流しているのかも。
細かく書けば一大叙事詩(前半3冊後半2冊くらい)になりそうなネタなんですが、作者の方が表現したいことは別のところにあるのかもね。ま、なかなかでしたよ。
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