「邪神世界」(半村良)なんか読んだりして

FI1565838_0Eミラーの方でよくコメントをくださる人のBlogの影響で半村良さんの本を読み直して見ようかと思ったりして。
で、本棚から適当に手に取ったのがこれ
邪神世界」半村良(角川書店)
またこれ、古いのよね。20年以上前。
でもね、内容はぜんぜん古くない。生活の内容とか物価なんかは当然古いんだけど、自然に対しての考え方や宗教対立についての話、”超能力”という現象に対しての考え方なんかは今でも書いてある通りだと思いますね。あ、逆に、若い頃にこういう考え方の本を読んでたから、いまでもそういう考え方になっているのかも。SFって、ネタとしては、けっこう客観的というか物事を多面的に見てのストーリー(考え方)になる場合が多いので、若いときに読んでるとそういう考え方の訓練になるかもね。宇宙人とかのファーストコンタクト物なんかでも、極端に思考の違う宇宙人が出てきたりするし、歴史物だと、学校で習う歴史の常識を180度変えた物語があったりするし。こういう考え方って、必要だと思う今日この頃。これに”想像力”を加えれば、今起こってる事件や対立の大部分が、解消ってところまでは行かないかもしれないけど、大分軽減されるような気がするんだけど、どう?

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